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Clazzio シートカバー クラッツィオ Center Leather センターレザー ムーヴコンテ L575S L585S H20/8~H24/3 ED-0692 ダイハツ用 |
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20,145円 30,992円 |


カテゴリ | |
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状態 |
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※上記のイメージだけで適合は判断できません。
適合情報を必ずお確かめ下さい。
品名 | Clazzio センターレザー |
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品番 | ED-0692 |
カラー ※選択項目 | アイボリー/タンベージュ/ライトグレー/グレー/ブラック ※オーダーフォームのご要望欄にカラーをご記入下さい。 |
■適合車種 |
メーカー | ダイハツ |
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車種 | ムーヴコンテ |
型式 | L575S / L585S |
年式 | H20/8~H24/3 ※ 【○/○~ 】で表示されている年式については、適合年式が更新されている可能性がありますので、 で必ずご確認をお願い致します。 |
定員 | 4 人 |
グレード | L / X-スペシャル / X / G”NAVI” |
適合形状 | 運転席シートリフター無し ※コンビニフック使用不可 |
シートパターン | ヘッドレスト総数:4 1列目肘掛:1 2列目肘掛:0 3列目肘掛:- サイドエアバッグ:設定なし |
適合不可 | 運転席シートリフター(アジャスタブルパック)有り |
注意事項 | 車種専用設計のため適合車種項目が全て一致しないと装着出来ません。 お客様の見落としや確認ミスによるキャンセル·返品はできません。 |
納期について | ■ 新品正規品·メーカー直送商品 メーカー出荷:ご注文完了から通常1~3日営業日に発送予定 お客様お届け:ご注文完了から通常2~6日以内にお届け予定 ※お届け先、ご注文の時間·タイミングによって納期が変わります。 メーカー在庫切れの場合は1~2ヶ月以上受注生産でお時間を頂く場合がございます。お急ぎの場合は必ず在庫·納期のお問い合わせをお願い致します。 ※納期がかかる事によるキャンセル·クレームはお断りします。 |
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▼ 発送手数料 / お支払い方法 | |||||||
送料 (税込) | 送料 2200円 / 北海道 2750円 / 沖縄 3300円 ※離島は基本発送不可です。(お電話頂ければご対応可能) | ||||||
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廃盤終了 |
廃盤終了のみ、キャンセル対応となります。 メーカー取寄せ品の扱いの関係で、出品中であっても急遽廃盤になる場合もございます。この場合であっても、関連部品や整備工場の予約キャンセル、代車など手配費用は一切補償できかねます。ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。 |
メール·商品が届かない |
恐れ入りますが、問い合わせ頂ければ状況をお調べします。 尚、メールが届かないケースは様々な理由があります。下記もご確認下さい。 ※登録済みのメールアドレスが違う場合(以前のもの)や、ドメイン設定等でメールが届かないことがあります。 ※スマホは初期設定で「PCからのメールを受け取らない」になっている可能性があります。特にdocomoユーザー。 ※メール案内は、納期確定後の営業日か翌営業日となります。 土·日·祝日は、メーカー休業日の場合があります。 ※入力不備や連絡事項があった場合、取引メッセージの方に案内している場合があります。 |
部品不足や商品不良があった |
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たそがれ時、五月の夕陽が空と海をバラ色に染めあげる景色のなかで、ぼくらふたりはじっと火を見つめていた。ほかに人の姿はない。砂浜に設置した焚火台の内側で、炎の勢いが徐々に弱くなっていく。もうすこし、火を眺めていたい。そう思ったぼくはおもむろに、太い薪に手を伸ばした。すると、「いや、それではなくて……」としずかな声が、こちらのはやる気持ちをやわらかく制するのだった。
声の主は、寒川一さん。現在はアウトドア・ライフアドバイザーとして知られ、焚火カフェやバックカントリーツアー、防災キャンプなどを通してアウトドアの魅力を広める活動をおこなっている。いまからもう10年以上前のことになるが、ぼくは神奈川県三浦半島のある海岸で、地域の芸術祭の参加企画として、寒川さんとともに「焚火本屋」という風変わりな野外イベントをおこなったのだった。
出版社のスタッフとして本や雑誌の編集の仕事をしていたぼくは、東京から三浦半島に家族とともに移り住んだ。出版を含む情報産業の一大中心地である東京を離れたのは、自然を身近に感じる海辺の暮らしのなかで、自分自身が取り組む「ことば」のあり方を根本的に見つめ直したかったからだ。
マスメディアという拡声器を介して声の音量が大きくなればなるほど、メッセージは広く拡散して影響力を持つ一方で、地に足のつかない空虚で浮ついたものになる。編集者として自分は、そういうものではなく、もっと地に足のついた「ことば」を探し、手渡しするようにして人びとに届けたいと思った。土があり、水が流れ、風が渡る、そんな小さな場所のすぐそばにある確かなことばを。あっという間に消費され、忘れ去られる情報ではなく、時間の腐食作用に耐えるふるき道の知恵や物語をつたえることばを——。
当時、ぼくらの自宅近くでアウトドアショップを営んでいた寒川一さんを訪ね、ときに三浦の海山をともに散策しながら、悩みを打ち明けるように何度かそんな話をしたことを覚えている。同じころ、サウダージ・ブックスというスモールプレスのレーベルを立ち上げ、商業出版の世界では刊行が難しい、でも自分たちが愛するマイナーな作家のことばやアートの作品を小部数の冊子として制作し、展示やイベントをしながら仲間と共有する活動をはじめると、読書家でもある寒川さんは熱心に応援してくれた。
「焚火本屋」の話に戻ろう。このイベントでは、寒川一さんが海辺で火をおこし、そのまわりにぼくがセレクトした「焚火」をテーマにした詩集や絵本や小説などの本を並べて、なかの一節を朗読するパフォーマンスをおこなった。いまではふたりのあいだで笑い話になっているのだが、お客さんは来なかった。訝しげに様子をうかがいながら通り過ぎる人がひとり、ふたりいたかもしれないが、ぼくらはただひたすら浜で火を焚き、本を読み、ときどき水を沸かして豆を炒ってコーヒーを淹れ、一日を過ごしたのだった。
焚火に太い薪をくべようとするぼくの手を制した寒川さんは、海辺でひろった枯れた小枝を立てかけた。そして、「そろそろ店じまいして、小さな火を愛でる時間にしましょう」とことばを継いで、人懐っこい笑みを浮かべていた。寒川さんが、台のなかにふっと息を吹きこむ。あたりはいつのまにか暗くなっていて、一本の細い炎が、夕闇の空気をつらぬくようにしてすっと立ち上がり、美しい輝きを放った。
夜の気配のなかで小さな火をじっと見つめていると、自分の内なる声の音量もおのずと小さくなっていく。寄せては返す波と波のあいだの無音のなかで、パチパチと焚火台の上の薪が爆ぜる音だけが響きわたる。そんな野の静けさにふさわしいのは、シンプルな詩のことばではないだろうか。ぼくは山尾三省の本のページを開いて、お気に入りの一編を声に出して読んでみた。
山に夕闇がせまる
子供達よ
ほら もう夜が背中まできている
火を焚きなさい
お前達の心残りの遊びをやめて
大昔の心にかえり
火を焚きなさい
風呂場には 充分な薪が用意してある
よく乾いたもの 少しは湿り気のあるもの
【ラッピング済】Burberry バーバリー チーク ファーストラブ
よく選んで 上手に火を焚きなさい……
——山尾三省「火を焚きなさい」
山尾三省は1938年生まれ、東京出身の詩人。「ついの栖(すみか)」をもとめて家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続け、2001年に亡くなった。島の自然生活に根ざした数多くの詩集やエッセイ集を発表し、日本のネイチャー・ライティングを代表する作家のひとりとして足跡を残した。
「火を焚きなさい」は詩人の代表作のひとつ。薪風呂を沸かす火を焚く手伝いをするよう父親として子どもたちを諭しつつ、燃え立つ「オレンジ色の炎」が人間として忘れてはならない大切な何かを教えもする、ということを語りかける内容だ。
火を焚きなさい
人間の原初の火を焚きなさい
やがてお前達が大きくなって 虚栄の市へと出かけて行き
必要なものと 必要でないものの見分けがつかなくなり
自分の価値を見失ってしまった時
きっとお前達は 思い出すだろう
すっぽりと夜につつまれて
(★R1210-2) フラワー様専用 Pt ヴァイオレットサファイアリング加工
——山尾三省「火を焚きなさい」
薪風呂を沸かすための火は、かならずしも「小さな火」ではなかったかもしれない。が、山尾三省もまた小さな火を愛でたひとだったにちがいない。詩人は『アニミズムという希望』という講義録で「小(くう)さ 愛(かな)さ」という沖縄の俚言を紹介し、「大きいことは善いことだ」とする経済至上主義的な人間社会の幻想に対して、ぼくらもまた地球上で小さな生命の一種にすぎない、という道理とその愛おしさを説いていた。
また、山尾三省の詩には「いろりを焚く」という連作があり、そこでは「静かに 静かに いろりを焚く」というフレーズが繰り返される。音もなく燃えるいろりの小さな火は家族一人ひとりのからだをあたためるものであり、同時に人間の精神の暗がりを照らすものでもあった。詩人は、「明るい火色」にみずからの「いのち」が焚かれ、「喜び」が焚かれ、いつか「炎の内で燃えつきてゆく」自分自身を想像し、いろりを焚くことを「夜ごとに行われる 死の練習」と呼ぶ。
火かき棒で白い灰を掻きだしながら、じっと耳をすませる寒川一さんが、無言でうなずいている。「焚火本屋」にお客さんが来なかったことに、不思議とさびしさは感じなかった。自分が選んだ焚火本に記されたことばを、ぼくはほかならぬ寒川さんと共有したかったのだと思う。
ひとりとひとりが小さな火を分かちあう体験は、それだけでも十分すばらしいものだが、それだけではおそらく記憶に残らない。一心不乱に火を燃やすことに集中する時間に、饒舌なおしゃべりはいらない。でも、小さな火と測りあう小さなことばがそこにあるといい。焚火の後に、それが火種のように心に移り住むことで、体験は忘れがたい記憶となり、灰のなかの熾のようにしていつまでもからだに残り続ける。
ふとした瞬間に、心のなかに風が吹きわたって、熾がふたたび燃えあがるようにあの「焚火本屋」の一日の記憶がよみがえることがある。「いや、それではなくて……」という寒川一さんのしずかな声とともに。そして脳裏に浮かぶゆらめく小さな火のなつかしい映像は、「生きる」ということをめぐる、ヒトという種のはるか太古の記憶にもつながっているような気がして、眺めているだけで深く安らいだ心持ちにさせられるのだ。
寒川一さんは「なぜ焚火をするのが好きなのか」という問いに、「所有できないものだから」と答えている。
なぜ焚火をするのが好きなのかと聞かれれば
所有できないものだから、とぼくは答える
炎にはさわれないし、木は燃えて灰になる
焚火は永遠に自分のものにはならない
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おうち決まりました!シェリーメイ染色さくらグラデ☆スワロ☆ダッフィー
10年も前といえば、自分の娘もまだ幼く、寝る前にはきまって絵本を読み聞かせていた。彼女からなんどもリクエストされたのが、ユリー・シュルヴィッツの絵本『よあけ』だ。旅をするおじいさんと孫が湖のほとりで夜を明かし、翌朝、岸辺からボートを押し出してふたたび旅をつづける。絵本には「みずをくんで/すこし ひをたく」という文の添えられた見開きのページがあり、自分自身の朗読する声がこの場面に差しかかるたびに、胸の奥から熱いものがこみあげるのを感じた。人と人がともに生きるときに必要なすべてがそこにあるような気がして、毎回深く感じ入るのだった。
そんな真剣な思いのこもった声が、安心感を与えたのかもしれない。ゆっくりゆっくり読み聞かせれば、「やまとみずうみがみどりになった」と締めくくられる物語の最後にたどりつく前に、娘はたいがいしずかな寝息を立てはじめるのだった。夜、親の膝のあいだで、あるいは腕枕のなかで絵本を読み聞かせるようせがむ幼い子どもたちは、きっと無意識のうちに、「眠ったまま目が覚めなかったらどうしよう」という「死の恐怖」に耐えているのだろう。だから絵本の物語以上に、密着する親のからだのぬくもりを求め、のみならず自分だけに語りかける親の声のぬくもりを求めているにちがいない。
『よあけ』のなかの「すこし ひをたく」というフレーズを、眠そうにまぶたをこする娘にむけて小さくつぶやくときにも、あの「焚火本屋」の一日のことをしばしば思い出した。そして夜の静けさのなかで絵本を読み聞かせる声に、寒川一さんの焚火、山尾三省の焚火、現実の焚火、文学の焚火から贈られた「生きる」ということをめぐるあたたかな記憶の物語のすべてをこめたいと願った。ことばが火種のように彼女の心に移り、灰のなかの熾のようにしていつまでもからだに残りますように。そして、未来のふとした瞬間、彼女の心に風が吹いて熾がふたたび燃えあがるように、人間として忘れてはならない大切な何かを思い出しますように、と。
焚火と文学、おすすめの本。
山尾三省『火を焚きなさい——山尾三省の詩のことば』(野草社、2018年)
野に生きた詩人の著作と詩集から、48篇の詩、4篇の散文作品を選び、あらたに編集したベストセレクション。
山尾三省『新装 アニミズムという希望——講演録 琉球大学の五日間』(野草社、2021年)
新しいアニミズム思想は、新しい時代をつくることにつながる。2000年に刊行された、詩人の遺著の新装版。
ユリー・シュルヴィッツ作・画『よあけ』(瀬田貞二訳、福音館書店、1977年)
唐の詩人・柳宗元の詩「漁翁」の世界を、ポーランド生まれの作家がしずかな絵と文章で表現した絵本の名作。